「ターシャからの贈りもの 〜魔法の時間のつくり方〜」

後頭部がなんとなく伸びてるような気が

NHKで再放送を見た。ターシャ・テューダーは絵本作家でありガーデナーであり、ライフスタイル・コーディネーターでもある91歳のアメリカ在住のおばあちゃん。絵本は自分の子どもたちや家族、犬、家畜たちのお話。お庭は絵本の収入で買った広大な敷地と雑木林の中に住みながら30年かけて作ったお庭。20世紀初頭の生活の仕方を今でも守り、からだが動かなくなった分は息子や孫、ひ孫たちが助けてくれる。20世紀初頭といったら日本では大正時代。まだ女性は着物が主流で頭も桃割と呼ばれる時代劇でも出てくるような髪形の頃である。ミツバチの巣のロウから1年分の蝋燭を手作業で作り、敷地になったりんごから冬の間のビタミン源としてジュースを絞る。クリスマス劇用の操り人形も手作り、クリスマス飾りのジンジャークッキーも手作り。全て手作りだ。日本なら日本家屋に住み、土間にあるかまどで火を起こしてハガマで米を炊き、薪で炊いた五右衛門風呂に入って生活するようなものだ。養老孟司は「大人も子どもも山に行って野良仕事をしろ」と言っている。辰巳芳子は「自分で蒔いて育てた大豆を食べよう」と大豆100粒運動をしている。人の生活の根本は土だ。わかっているけどなかなか戻れない。大体こんな方法で日記をつけているようじゃあ、ターシャの1/1000にもなれないね。考えさせられた。
コーギビルの村まつり がちょうのアレキサンダー (ターシャ・テューダークラシックコレクション) こぶたのドーカス・ポーカス (ターシャ・テューダークラシックコレクション) ターシャの庭
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20070310/001/21-1600.html ← 【NHK「ターシャからの贈りもの〜魔法の時間のつくり方〜」】