世界陸上!

16年前の世界陸上東京大会は見に行った。国立代々木競技場。カール・ルイスがいた。でもベン・ジョンソンに負けていた。負けてもカール君はファンサービスで競技場を一周していた。ウィニング・ランならぬサンクス・ランですね。鳥人ブブカもおりましたな。空をかける哲人という印象だった。確か東西統合を果たしたばかりの元東ドイツの有名な女性ジャンパーが幅跳びに出ていたと思うが、試技中の跳躍を見ただけで「人間じゃない…」と思った記憶がある。

今年の大阪大会は期待の日本人選手が沢山出ているけど、なかなか自己ベストを出せず、まだ誰も表彰台には立ってないんじゃないかな。ハードルの為末も予選落ち、ハンマーの室伏は投げているときから気迫が足りないと感じていたらやはり6位どまり。本人も納得の結果と手ごたえだったらしく、試合後のインタビューも悔しがったりはしてなかった。
 気迫が満ちていると投擲直後に雄たけびが上がる 


競歩の明石は東大卒、杉本は京大修了らしい。競歩は理論だと言われるから、頭脳派の二人のフィジカルがどこまで引き上げられたのか、肉体の限界に期待だ。井上康生と同じ綜合警備保障か。
 明石顕  東大卒  総合警備保障  杉本明洋 京大修了 綜合警備保障


男子100m決勝。気迫が充実していると、アスリートは競技後に思わずこんなパフォーマンスをするものだ。アテネの室伏にはあったけど大阪の室伏には無かった。