用賀駅前商店街はお洒落なフリしてジモティだ。

baunyan2008-11-10


久々に用賀駅から出勤。朝ごはんはコーヒーのみなので、何かひとつ、とチーズケーキファクトリーに寄った。懐かしいなぁ、チーズケーキファクトリー。二子玉にあったとき良く寄ったなぁ。店員さんはアンナ・ミラーズを彷彿とさせるデザインだが、モスグリーンとダークブラウンの落ち着いた色合いのワンピースを着ていた。陳列棚を整理していたその女性は、私が入ってくると「いらっしゃいませぇ〜!」と声を裏返してショーケースの裏に入った。前から見たらおばさんだった。確実に40は過ぎてる。下手したら50手前だ。少し痛々しかった。その制服姿を撮ることは憚られたので、ケーキのショーケースを写してみた。結局チーズケーキバーを二本買ったが、空腹には少し気持ち悪い。おばさんの制服も朝ごはんにチーズバーも失敗だ。
大判焼き屋に寄る。ハムチーズとチョコを注文。親父さんは朝から苦い顔つきだ。「ハムチーズは時間かかるよ」とぶっきらぼうに言う。「じゃチョコは?」と聞くと「チョコはある」と袋に詰める。厨房の中を覗くと、床の上を飼い犬のマルチーズが歩き回ってる。良く考えたら不衛生じゃないか。紙袋に詰めた大判焼きチョコ味を小窓から受けとると、ガラス窓に書いたメニューに細字で書き足しているのに気づいた。太々と書いた「チーズ」の文字の下に細字で「甘いチーズがあったら教えてください」と書き添えてある。「甘いチーズがあったら教えてくださいって書いてある」と読み上げると、頑固大判焼き親父は「このチーズ甘いですかとか聞くんだもん。甘いチーズなんかあるのかと聞くとクリームチーズとか言う。そりゃ加工品でしょう?嫌んなっちゃうよ。」と愚痴った。確かにな。この大判焼き屋は20年以上前からここでこうしてやってる。私の若き日にもあった。メニューはもう少し少なかったが。そんな頃からチーズはあった。スィーツなんて言葉は英単語でしか触
れなかったもんな。甘いものだ、甘いもの。
駅のホームで大判焼きチョコ味を食べた。クリームがぎっしりだ。うあ。やっぱり気持ち悪いや。失敗だ。