尾崎豊を特集していた

NHK総合。1985年19才の尾崎がデビューからわずか1年で成し遂げたスタジアム・ライブ。いまはない大阪球場で絶叫する尾崎。尾崎の鋭すぎる強さが苦手で、当時は余り聞かなかった。尾崎が聞いていた佐野元春浜田省吾は聞いてたけどね。その時点で歌っていた歌は19歳以前に作ったわけだから、全て中学から高校時代にかけて書いてるのかと思ったら、やっぱりすごい。詞についてはずいぶんこだわる人だったらしく、レコーディングもリテイクの嵐だったという。亡くなって15年もたってるのに、いまだに公式ファンサイト(YUTAKA OZAKI OFFICIAL SITE http://www.ozaki.org/topflame.html)があるってのもすごいね。「何度自分自身卒業すれば本当の自分にたどり着けるのか」と暗中でもがいているうちに、うっかり足を踏み外してしまったのだろう。こんなに魂から叫ぶような歌を作る人は、御手軽な今のこの時代には見かけなくなった。こういう生き様だからレジェンドになるんだね。

“I Love You”by MU-chan